平成30年1〜3月期の配合飼料価格が約1500円/トンの値上がり

飼料を食べる牛

 22日、全国農業協同組合連合会(以下、JA全農)は平成30年1〜3月期の配合飼料供給価格を値上げすると発表した。飼料情勢・外国為替情勢等を踏まえ、平成29年10~12月期に対し、全国全畜種総平均トンあたり約1,500円の値上げとなる。

1.飼料穀物
輸出需要が南米産から米国産にシフトし相場が値上がりすることを見越して農家が売り控えしていることから、内陸産地からの集荷コストは上昇。今後は、生育期に入る南米産地の天候が注目されるが、乾燥による作柄悪化が懸念されており、相場は底堅く推移するものと見込まれる。

2.大豆粕
国内大豆粕価格は、シカゴ定期の上昇や為替円安の影響などにより、値上がりが見込まれる。

シカゴ定期は下落するものの、為替の円安や原油相場の上昇などからトウモロコシ、大豆粕が値上げとなる。