農水省は6月14日「平成29年度 冬春野菜等の需給ガイドライン」を発表した。
需要量の変化はほぼ平年並であるが、供給量についてはたまねぎの供給量が減少する見込み。
特に昨年の長雨の影響を受けた北海道では昨年と比較して、約20%供給量が減少する見込みとなった。
▶需要量
需要量は、過去10か年(平成18年~平成27年。最新値が平成28年の場合は平成19年~28年。以下同じ。)の一人当たり需要量の推移から、回帰式により推計年次の一人当たり需要量を推計し、これに当該年次の推計人口を乗ずることにより推計しました。
▶供給量
供給量は、需要量を歩留り率及び(1-減耗率)で除することにより推計。
需給ガイドラインは農林水産省が日本の主要な野菜について、需要に即した生産を図るため、次期作の冬春野菜、夏秋野菜等の需要量、供給量、国内産供給量及び作付面積の見込みを予想したもの。
農林水産省が概ね5年ごとに策定・公表している「指定野菜の需要及び供給の見通し」や直近の需給動向を踏まえ策定している。
野菜価格安定制度における登録生産者及び登録出荷団体は、本需給ガイドラインを踏まえ供給計画を策定し、供給計画に即した野菜の出荷に努めることとしていいる。