令和元年産の水田における作付状況。主食用米は昨年から0.7万ha減の137.9万ha

31日農水省は令和元年の水田における作付状況を発表した。全国の主食用米の作付面積は137.9万haで前年度の138.6万haから0.7万ha減少したと言う結果になった。一方で備蓄用米が2.2万haから3.3万haになり、加工用米が5.1万haから4.7万haへと増加した。

 都道府県別に見ると新潟県で2,100ha、山形県で500ha作付面積が増加した。一方で、北海道では1,900ha、福島県が800haの減少となった。

 備蓄用米とは1994年の不作をきっかけに導入され、政府が不作時に米が足らなくならないようにするため備蓄しておく米のことを指す。およそ100万トンの備蓄用米があり、備蓄期間が5年を過ぎた場合は試料用米として利用され、また新しい米を備蓄していく。