千葉市におけるスマート農業の推進を「e-kakashi」で支援

e-kakashi

 ソフトバンクグループのPSソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、 代表取締役社長:森 俊二、 以下「PSソリューションズ」)は、 千葉市(市長:熊谷 俊人)の「スマート農業の推進」を支援するため、 農業用AI(人工知能)を搭載した農業IoTソリューション「e-kakashi」を、 2018年10月19日から千葉市に提供する。

 千葉市では、 ICT技術の利活用により農業における生産性向上や、 新規就農者への栽培技術支援を通してスマート農業を推進し、 農業の成長産業化に取り組んでいる。 PSソリューションズはこの取り組みを支援するために、 千葉市農政センターに「e-kakashi」を設置。 これにより、 千葉市農政センターでの栽培環境をデータとして可視化して共有可能になるため、 より効率的な営農指導が可能となるとともに、 新規就農者の栽培技術習得を容易にする。 さらに、 植物科学の知見を組み込んだAIが病害虫のリスクや作業適期を予測することで、 計画的な作業を可能にし、 スマート農業の推進に貢献する。

■千葉市でのスマート農業の推進について
 千葉市は、 この実証実験で得られた栽培データや栽培環境管理のノウハウを営農指導や栽培講習会などを通して生産者へ提供し、 生産現場における生産性の向上や省力化につなげ、 スマート農業の推進を図る。

■「e-kakashi」とは
 「e-kakashi」は、 栽培ナビゲーションを行う農業IoTソリューションです。 田畑などのほ場から、 温湿度や日射量、 土壌内の温度や水分量、 CO2やEC※をはじめとする環境情報や生育情報を収集。 収集されたデータは植物科学に基づいて分析され、 生育ステージごとに重要な生長要因や阻害要因を特定し、 今どんなリスクがあり、 どう対処すべきか、 最適な生育環境へナビゲートする。 データは「ekレシピ」として記録や共有が可能で、 栽培指導や農作業の品質管理・効率化を実現。
※Electric Conductivity(電気伝導度)の略で、 農業分野では土の中に含まれる肥料の量の目安として用いらる。

「e-kakashi」の詳細はこちら( https://www.e-kakashi.com/ )をご参照ください。