【東日本旅客鉄道株式会社】 「JRE農業ステーション」を整備し、農業の活性化を図ります!

東日本旅客鉄道株式会社(以下、 「JR東日本」)は、 グループ経営ビジョン「変革2027」で掲げる「地方を豊かに」する取り組みの一環として、 2020年10月14日に発表した株式会社農業総合研究所(以下、 「農業総合研究所」)との提携を通じた農業の活性化により、地方創生に貢献する。
農業総合研究所が有する農産物流通のプラットフォームと、 JR東日本が有する鉄道ネットワークとを組み合わせ、 生産者の収益性の向上と、 お客さまへの鮮度の高い農産物の提供を可能にする。第一弾として千葉・茨城・長野エリアの駅周辺施設で集荷場「JRE農業ステーション」を整備し、生産者の出荷の利便性を高めるとともに、 駅の地域コミュニティの拠点化を図る。さらに列車による農産物の輸送を通じ、流通時間の短縮を図る実証実験に取り組み。JRE MALL内に、 農産物販売ショップ「農家の直売所 JRE MALL店」を本日オープンし、 収穫から最短で翌日に新鮮な農産物をお届けする。

 日本の農業が抱える課題の一つに、 生産者の収益性がある。 JR東日本はこの課題を解決すべく、 集荷場「JRE農業ステーション」の整備や、 ITを活用した農産物流通の活性化に取り組み。 効率的な出荷や、 品目および販路の拡大を通じて、 生産者の負担の軽減と収益性の向上を図る。 また流通時間を短縮することで、 お客さまは鮮度の高い商品の購入が可能となる。農業総合研究所のITを活用した流通プラットフォームと、 「JRE農業ステーション」、 「JRE MALL」などをかけあわせ、 「ローカルDX(デジタルトランスフォーメーション)」として推進する。

1.駅および駅周辺施設などを活用した集荷場「JRE農業ステーション」の整備
 内房線江見駅、 水郡線上菅谷駅、 中央線辰野駅の3カ所で集荷場「JRE農業ステーション」を整備し、 今後順次拡大する。 「JRE農業ステーション」には農業総合研究所が有する生産者とのネットワークを活かし、 農産物を集荷する。 「JRE農業ステーション」ではスタッフの雇用を通じて、 各地域の雇用の拡大に貢献し、 地域コミュニティの拠点となる施設を目指す。

2.列車によって輸送した農産物のエキナカでの販売
 「JRE農業ステーション」などで集荷した農産物を列車で輸送し、 都市圏のエキナカで販売する実証実験を行う。 生産地の近隣でしか流通しない農産物を輸送して販売する、 朝採れ野菜を夕方に販売するなど、 鮮度が高く魅力ある農産物をお客さまに提供する。

3.「農家の直売所 JRE MALL店」の出店
 JR東日本グループが運営するECサイト「JRE MALL」内に、 農産物販売ショップ「農家の直売所 JRE MALL店」を本日オープンし、 新鮮な農産物の販売を開始した。 サイト内のショップでは注文された商品を、 収穫から最短で翌日にお客さまにお届けする。 また規格外野菜の販売や販路拡大を通じて、 フードロスの削減や生産者の収益性向上を図る。 将来的には駅での受け取りサービスなどを通じ、 お客さまの利便性をさらに高める。