農林水産省は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の価格見通し(平成29年8月)について、主産地等から聞き取りを行いその結果を公表した。
調査の結果8月の野菜価格はほぼ例年並で推移する見通しだが、キャベツだけ例年よりも安価で取引される見込みとなった。
群馬県及び岩手県において、6月下旬以降の高温、適雨により大玉傾向となったため、7月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移した。
当初予定では7月のキャベツの価格は例年並という見込みだったが、6月下旬の高温が影響し、実際の取引価格は例年を下回った。8月もその影響が残り、出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。
聞き取り調査対象となった14種類の野菜
だいこん、にんじん、はくさい、きゃべつ、ほうれん草、ねぎ、レタス、きゅうり、なす、トマト、ピーマン、ばれいしょ、さといも、たまねぎ
調査の背景
ここ数年天候不順により、野菜の価格変動が大きくなっていることを受け、農水省が平成23年より、主産地、卸売会社、中間事業者等から野菜の生育状況や卸価格の聞き取りを行い公表。
関連記事
6月の野菜価格は平年並
7月の野菜価格は例年並