オイシックス・ラ・大地が食領域のスタートアップ企業への支援強化、投資統括子会社「Future Food Fund」設立

 安心・安全な農産品や加工食品、 ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、 代表取締役社長:高島 宏平、 以下「当社」)は、 食領域に特化したスタートアップ企業への出資を目的としたコーポレートベンチャーキャピタルを推進する戦略統括小会社「Future Food Fund株式会社」を本年8月31日に設立すると発表した。
 今後、 食領域のスタートアップ企業支援を目的としたファンドの設立を予定しており、 第一号ファンドは「Future Food Fund株式会社」が無限責任組合員(GP)として運営し、 国内の食品関連を中心とした企業の有限責任組合員(LP)とともに、 数十億円の投資規模で設立されている。

設立の背景:食のスタートアップ企業を成長させる仕組み“エコシステム”構築を目指す
 2016年10月に日本初となるフードテック関連への投資・提携を行う専門に行う投資部門「Food Tech Fund」を立ち上げており、 これまでにアグリテック、 国産農産物の海外への販路開拓など、 食分野の新たな価値創造に取り組む6社への出資及び事業提携を行っている。
 今回、 新たに設立する「Future Food Fund」は、 国内の食品関連の事業会社や、 海外のベンチャーキャピタル・インキュベーターと連携することで、 これまでの取組をより一層拡大し、 パートナー企業とともに、 国内外の先進的な食・農・ヘルスヘア領域への積極的な投資を行う。

 スタートアップ企業を成長させ、 事業を加速させる仕組みの総称をエコシステムと呼びますが、 当社では「Future Food Fund」による出資だけでなく、 6月に開設した販売サイト「Oisixクラフトマーケット」における商品の販売支援、 大企業とのマッチング支援など、 スタートアップ企業の速やかな事業拡大にむけた周辺環境の整備も行うことで包括的な事業支援を行っていく。
 当社の企業理念「これからの食卓、 これからの畑」を実現するために、 食のスタートアップ企業の育成・支援・協業により、 食マーケットの活性化および当社の競争力強化・価値の向上を目指す。

Future Food Fund 提携先について
KITCHEN TOWN社
 KITCHEN TOWNは、 カリフォルニア州のサンマテオにある、 食領域のスタートアップ企業のシェアオフィスを運営している企業。 シェアオフィスとともに、 レンタルで借りることができる食品製造工場が併設されており、 食品で起業するのに最適な環境が整っている。 また、 サンフランシスコとシリコンバレーの間という立地を生かして、 投資家や大企業、 大学関係者などとのネットワークを作ることでの支援も行っている。

Power Plant Venture社
 Power Plant Ventureは、 食に特化したベンチャーキャピタルとして、 ロサンゼルスを拠点として活動している。 これまでに、 代替肉で有名な「Beyond Meat」などに投資実績がある。第一号ファンドが42M$、 第二号ファンドが100M$で組成して運営している。

オイシックス・ラ・大地株式会社について
  オイシックス・ラ・大地株式会社(代表:高島宏平)は、 有機・特別栽培野菜、 添加物を極力使わない加工食品など安心・安全に配慮した食品の宅配サービスを「Oisix(おいしっくす)」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の3ブランドにて提供している。 2013年7月からは必要量の食材とレシピがセットになったミールキット『Kit Oisix』を展開し、 累計出荷数が4,000万食(2019年7月末時点)を越え、 好評を得ている。また、 買い物難民を支援する移動スーパー事業「とくし丸」も順調に事業を拡大し。「これからの食卓、 これからの畑」を理念に掲げ、 食に関する社会課題をビジネスの手法で解決する事業を推進していく。

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