6月29日、農水省は東京都中央卸売市場に出荷される野菜の価格見通し(平成30年7月)について、主産地等から聞き取りを行いその結果を公表した。5月中旬以降、気温の上昇の影響がありハクサイやキャベツなどの葉物野菜、キャベツ、玉ねぎが豊作となったことから平年より安価で取引される見通しとなる。一方、平年以上に高価で取引される主要野菜は7月はないという見込みとなっている。
価格が安価に推移することが予想される野菜
ハクサイ、キャベツ、レタス、バレイショ、タマネギ
ハクサイ
長野県及び群馬県において、5月中旬以降、気温が概ね平年を上回って推移していることから、生育が前進傾向であるため、出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。
キャベツ
岩手県において、生育が平年並みであるものの、群馬県において、5月中旬以降、気温が概ね平年を上回って推移していることから、生育が前進傾向であるため、出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。
レタス
長野県及び群馬県において、5月中旬以降、気温が概ね平年を上回って推移していることから、生育が前進傾向であるため、出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。
バレイショ(ジャガイモ)
茨城県、千葉県及び静岡県において、3月上旬以降の気温が平年を上回ったことから、生育が良好となり、大玉傾向となったため、出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。
タマネギ
兵庫県、佐賀県及び香川県において、3月上旬以降の気温が平年を上回ったことから、生育が良好となり、大玉傾向となったため、出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。
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