晩生で多収の極良食味水稲新品種「あきあかね」

赤とんぼとお米

 農研機構は北陸地域の主力品種である「コシヒカリ」よりも収穫時期の遅い米の新品種「あきあかね」を開発したと発表した。同時期に収穫できる「あきだわら」より2〜5%程度収量が落ちるものの、食味が良く新潟県内での業務用米としての生産拡大が期待される。

 稲作経営の大規模化が進んでおり、移植時期や収穫時期を分散できる品種に対する要望が高まっている。また、生産コストを低減でき、外食や中食への需要を満たせる品種が求められている。晩生品種としては「あきだわら」の普及が進められてきたが、業務用の実需者からは・炊飯歩留まりの向上が期待できる大粒で、玄米の外観品質に優れる品種が要望されていた。
 これらに対応するため、「コシヒカリ」より晩生で、収量性が高く、大粒で玄米の外観品質に優れる極良食味品種「あきあかね」が開発された。
 
 「収7388」と極良食味品種「中部109号」をかけ合わせてできた新品種で、コシヒカリよりも晩生となる。同時期に収穫できる「あきだわら」よりも標肥で2%、多肥で5%程度収量は少なるものの、食味が良いことが特徴。また千両中では2gほどあきだわらより重く、1粒1粒があきだわらより大きい。縞葉枯病、白葉枯病に弱いものの、耐倒伏性にはやや強い。栽培適地はあきだわらと同じ、北陸から関東以西となる。