有機JAS認定機関 JEFAに業務停止命令

有機野菜

有機JAS認定期間 JEFAに業務停止命令

農水省は25日有機JASの認定機関である特定非営利活動法人日本生態系農業協会(JEFA)に対して、業務(取次業務を除く)の90日間の停止命令を出した。
農水省の発表によれば、JEFAは法第19条の15第1項に規定する指定農林物資でない製品を指定農林物資に該当すると判断し、有機JAS表示が可能と判断を下したという。これは登録認定機関の認定に関する業務の方法に関する基準について定める法第17条の5第2項の規定に違反するとのこと。

JEFAは1988年に発足し、民間レベルでは初となる「生態系農業栽培基準」と「認証制度」を交付し、自然生態系をできるだけ保全し持続可能な農業のさらなる充実と拡大のために有機認定登録機関として活動している。また土作りについて勉強会や研修会を行うなど研究結果やノウハウの提供も行っており、有機JASの認定機関として活動をしてきた。

今回の件を受け、JEFAは平成29年8月25日から平成29年11月23日までの90日間、業務の停止が命じられた。

▶関連記事
2018.01.15
有機JASに関する誤解と有機JASの本来の意味