農水省は5月30日「平成28年度食育白書」を公表。
食育白書とは食育基本法に規定する「食育の推進に関して講じた施策に関する報告書」で、
政府が毎年国会に提出しなければならない報告書のこと。
「平成28年度食育白書」によれば農林漁業体験を経験した国民の割合は30.6%であったと報告されおり、農林漁業体験者のうち83%が実際に農林漁業に関わる人から直接指導を受けている。
実際に農林漁業に関わる人から指導を受けた体験者とそうでなかった人とでは、体験後の意識の変化も異なる結果となった。
具体的には、「自然の恩恵や生産者への感謝を感じられるようになった」と回答した人は前者が65.4%、後者が40.2%と約40%の開きがあった。体験終了後「意識の変化がなかった」と回答した人は前者が16%であったことに対し、後者は37%という結果になった。
また食育推進基本計画では平成32年までに農林漁業体験者の割合を40%まで目指す。