農業ロボット開発のレグミン、自社農場で農林水産省の推進する「JGAP」認証を取得

 自律走行型ロボットを活用して農業の効率化を目指す株式会社レグミン(静岡本社:静岡県駿東郡清水町、以下:レグミン)は、小松菜の生産を行う静岡県の自社農場で「JGAP」認証を取得したと発表した。

 JGAP(Japan Good Agricultual Practice)は、 農林水産省が導入を推奨する農業生産工程管理手法の1つで、 「作る人と食べる人」「農地や環境」「農業経営」の間に矛盾がない形で持続的な農業生産を確立することを目的にしている。 レグミンは「人」や「環境」に配慮した持続可能な農業の実現をミッションの一つに掲げており、 生産開始前からJGAPの取得に向け準備を進めてきた。
 JGAPで定められた農薬や肥料の管理、 労働安全の確保、 人権の尊重など120以上にも及ぶ基準点を基に農場のルールを制定したことで、 本格的な生産開始からわずか3ヶ月でJGAP認証を取得した。 今後もJGAPの管理基準に基づいた農場運営やロボット開発を行い、 安心・安全な農産物をお客さまに提供していく。

 レグミンは、 ロボットに任せきりの機械的・工業的な農業ではなく、 「ロボットと人が協業して野菜を作る」ことをコンセプトに、 ロボットの開発や生産管理のICT化に取り組んでいく。 そのため、 今後も人は欠かせないものであり、 人権問題や労働環境の改善、 新規就農者を見据えた仕組みづくりなど、 就農者や就農者希望者の抱える様々な問題解決にも挑戦していく。

-JGAPとは
 JGAPは、 食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる日本発の第三者認証制度で、 一般財団法人日本GAP協会により運営されています。 2019年3月末時点で、 2,863件の農場が認証されている日本国内において最も主要なGAPとされている。

-レグミン自社農場について
 静岡県駿東郡清水町にある1haの自社農場で小松菜を生産し、 2019年9月より一般消費者向けに出荷を開始している。 2020年度中に20ha規模への生産拡大を目指し、 ロボット開発の加速と同時に予冷設備や土壌分析機の導入、 出荷調製施設の立ち上げも進めている。

■会社概要
会社名:株式会社レグミン(Legmin inc.)
東京本社:東京都中央区新川1-6-11 ニューリバータワーB103
静岡本社:静岡県駿東郡清水町徳倉1196-1
代表者:代表取締役 成勢卓裕、 野毛慶弘
設立:2018年5月
事業内容:葉菜類の野菜生産・販売、 農業ロボットの開発
HP: https://legmin.co.jp/