ワタミ株式会社(東京都大田区・代表取締役会長兼グループCEO 渡邉美樹、 以下ワタミ)は、 10月24日に岩手県陸前高田市と協定を締結し、 日本初のオーガニックテーマパーク「ワタミオーガニックランド」を開設すると発表した。 「ワタミオーガニックランド」の開設によって、 新規事業の農業テーマパーク事業を推進する。 ワタミグループが推進する再生可能エネルギーを活用した循環型6次産業モデルを具現化する施設と位置付けるとともに、 東日本大震災で大きな影響を受けた陸前高田市の地方創生に貢献していく。
◆ 新規事業、 農業テーマパークで陸前高田市の経済活性化を
「ワタミオーガニックランド」は、 有機・循環型社会をテーマにしたオーガニックテーマパークで、 東日本大震災の発生から10年後にあたる2021年3月に開業する計画。 陸前高田市と連携するとともに、 段階的に設備を拡充して、 約23ha(東京ドーム5個分)の広大な施設になる計画。 ワタミグループが有機農業で培ってきたノウハウを活用するとともに、 農業テーマパーク事業という新規事業に取り組む。 年間来場者数は約35万人を見込んでいる。 施設内には、 農場、 牧場、 養鶏、 工房、 ショップ、 レストラン、 エネルギー(発電)施設、 宿泊施設等を設ける予定。
体験型の農業テーマパークとして畑作や畜産が体験できるとともに、 農作物の生産に始まり、 加工品を作り、 販売までを手掛けることで、 ワタミグループが推進する6次産業モデルの拠点として、 さらに農産加工品を世界に発信していくことで、 陸前高田市への注目を高めて活性化につなげていく。運営に当たっては、 ワタミの100%子会社として、 企画運営会社にあたるワタミオーガニックランド株式会社(岩手県陸前高田市)を設立。
◆ 2011年から始まった陸前高田市とワタミのつながり
2011年より渡邉が陸前高田市の参与を務めており、 イベントの開催、 コールセンターの設置、 渡邉の経営塾開催などを実施し、 経済の活性化や雇用の促進に取り組んでいく。 「ワタミオーガニックランド」の設置によって、 国内外から人を呼び込める魅力ある場所をつくるとともに、 陸前高田市でできたオーガニック商品を販売していく考え。
■ワタミ オーガニックランド概要
【所在地】岩手県陸前高田市気仙町
【事業内容】農業テーマパーク事業(農業・畜産、 食材加工、 レストラン・物販、 エネルギー)
【面積】約23ha
【来場者】年間約35万人
【開業予定】2021年3月
■ワタミ オーガニックランド株式会社
【所在地】岩手県陸前高田市竹駒町相川158-5(陸前高田総合受付センター内)
【代表者名】代表取締役社長 小出浩平(ワタミ株式会社執行役員)
【設立】2019年10月(予定)
【資本金】3,000万円(ワタミ株式会社の100%子会社)
【事業内容】農業テーマパーク事業
■ワタミ株式会社
【所在地】東京都大田区羽田1-1-3
【代表者名】代表取締役会長兼グループCEO 渡邉美樹
【設立】1986年5月
【事業内容】国内外食事業、 海外外食事業、 宅食事業、 農業、 環境事業
【ホームページURL】 http://www.watami.co.jp