みなみ信州農業協同組合(長野県飯田市、代表理事組合長 田内市人 以下JAみなみ信州)は南信州にて製造・販売している干し柿・市田柿の魅力を伝えるニュースレター「市田柿らぼ」を市田柿の日として認定されている12月1日よりウェブサイト(PC・スマートフォン)にて配信開始すると発表した。「市田柿らぼ」はジャパニーズ・スーパーフードである市田柿の新たな魅力を様々な角度から読者に紹介していく。Vol.1のテーマは市田柿の「美容パワー」に関するテーマで展開。
INDEX
・世代を超えて愛される新たな「市田柿」の魅力
・「市田柿」はスーパーフード?/「市田柿」の突出した栄養成分
・「市田柿」のご紹介
世代を超えて愛される新たな「市田柿」の魅力
南信州で古くから愛されている「市田柿」がジャパニーズ・スーパーフードとして新たな脚光を浴びている。年配層から若年層へと世代を超えて、いま「市田柿」ブームが広がりつつある。
「市田柿」はスーパーフード?
テレビや雑誌、食品スーパーなどでよく見聞きする「スーパーフード」。スーパーフードとは植物の種や実、油などの自然のもので著しく栄養価が高いものや栄養バランスに優れている食品。一般的な食品よりもビタミンやミネラル、クロロフィルやアミノ酸の必須栄養素が多く、海外でも栄養成分に期待しハリウッド女優などが食べていることが話題になり、最近ではスーパーなどでもスーパーフードを見かけることが増えてきた。食品によってカラダへの作用は異なりますが、抗酸化作用があるものが多く、生活習慣病や老化の防止、ダイエットや美容効果が期待出来ると言われており、今回ご紹介する「市田柿」の栄養成分を分析してみると、カラダに嬉しい健康成分が豊富であることが判明。どうやら「市田柿」はジャパニーズ・スーパーフードのようである。
「市田柿」の突出した栄養成分
「市田柿」には食物繊維、カリウム、マンガン、ビタミンAやβカロテンが豊富に含まれている。文部科学省の「食品成分データベース」を見てみると、干し柿は甘かき(生)と比べてビタミンCを除くすべての栄養成分の数値が数倍、ほかの果物と比較しても格段に栄養が豊富なことがわかる。
「市田柿」のご紹介
「市田柿」は2016年に地理的表示(GI)保護制度に登録された南信州を代表する特産品。あめ色の果肉と小ぶりで品のある外観、もっちりとした食感と口に広がる上品な甘さは市田柿ならでは。ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、食物繊維などの栄養素も豊富で健康食品としても注目を集めている。
「市田柿」というのは現在の下伊那郡高森町の市田地域で栽培されていたことから名前のついた渋柿の品種。その栽培の歴史は500年以上といわれ、南信州の晩秋から初冬にかけての盆地特有の朝夕の厳しい冷え込みと川霧がもたらす適度な湿度によって、果肉内からの水分とともにしみ出たブドウ糖の結晶の白い粉をまとい、極上の市田柿が生まれる。
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