10月31日、農水省は東京都中央卸売市場に出荷される野菜の価格見通し(平成29年11月)について、主産地等から聞き取りを行いその結果を公表した。10月に引き続きニンジンとレタスは例年よりも安価で取引され、加えてキャベツ、ハクサイも例年よりも安価で取引される見通しとなった。
9月は当初ニンジン、レタス、タマネギが安価で取引されると予想されたが、2回台風が列島を横断した影響もあり、特に10月末にほうれん草、ネギ、キュウリの価格が一時的に高騰した。11月からそれら野菜の生産も安定し価格も例年並に落ち着く見込み。
聞き取り調査対象となった14種類の野菜
だいこん、にんじん、はくさい、きゃべつ、ほうれん草、ねぎ、レタス、きゅうり、なす、トマト、ピーマン、ばれいしょ、さといも、たまねぎ
調査の背景
ここ数年天候不順により、野菜の価格変動が大きくなっていることを受け、農水省が平成23年より、主産地、卸売会社、中間事業者等から野菜の生育状況や卸価格の聞き取りを行い公表。