平成29でん粉年度、需要量は微増の見通し

でん粉

 15日農水省は平成29でん粉年度の需要量を発表した。本年の需要量見込みは2,697千トン(対前年比+0.5%、+15千トン)と昨年と比較して微増という見通しとなる。

 農水省は砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)に基づき、でん粉の適正価格の調整を目的に年に2回、でん粉の需要量見通しを作成している。
 用途ごとのでん粉の需要量および供給量の見込みは下記の通り

▶需要量
(1)糖化製品
1,783千トン(対前年比+0.7%、+13千トン)

(2)化工でん粉
345千トン(対前年比+1.5%、+5千トン)

(3)その他(製紙用、ビール用、片栗粉用など)
568千トン(対前年比-0.5%、-3千トン)

▶供給量
(1)国内産いもでん粉
223千トン(対前年比+18.5% +34千トン)

(2)コーンスターチ
2,295千トン(対前年比+0.8% +18千トン)

(3)輸入でん粉(糖化製品、化工でん粉)
147千トン(対前年比-2.0% -3千トン)

(4)輸入でん粉(その他)
17千トン(対前年比+5.9% +1千トン)

(5)小麦でん粉
17千トン(対前年比±0% ±0トン)