平成28年度食料自給率は38%

小麦の画像

農水省は9日、平成28年度の食料自給率を発表した。
発表によれば平成28年度の食糧自給率は38%で昨年よりも1%減少した。この数値は先進国の中でも最低水準の数値。小麦及びてんさい等について作付面積は拡大したものの、天候不順により単収が落ち込み生産量が減少したことが主な原因とのこと。

食料自給率とは、国内の食料消費が、国産でどの程度賄えているかを示す指標。
食料自給率には、熱量で換算するカロリーベースと金額で換算する生産額ベースがあり、2つの指標とも長期的に低下傾向となっている。

カロリーベース
1人1日あたりの国内供給熱量(913kcal)÷1人1日あたりの供給熱量(2,429kcal)=38%

世界の食料自給率との比較

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