29日農水省はベトナム向け日本産玄米については、日ベトナム間の植物検疫協議の結果、植物検疫証明書を添付することを条件に食用に限り、輸出が可能となったと発表した。
ベトナム向けの日本産米輸出については、これまで精米については輸出が認められていたが、玄米については輸出が認められていなかった。そこで、農林水産省はベトナム植物検疫当局と協議を行ってきたところ、今後、食用の玄米についても、精米と同様、植物防疫官による輸出検査を受け、植物検疫証明書を添付することで、輸出可能となる。
日本からベトナムへの米の輸出量は395トンと、日本の米輸出量の4%を占める。今まで精米のみ輸出が可能であったが、これから玄米の輸出も可能となる。米は精米した段階から酸化が始まり、精米したての米のほうが食味は良い。そのため玄米のまま輸出が可能になれば、現地で精米することでより美味しいお米を味わってもらうことができる。
農水省は2019年までに日本の米の輸出量を10万トン、600億円を目標としておりベトナムへ玄米が輸出可能になったことから日本の美味しいお米をより広めていく。
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