平成29年農林水産物輸出量速報値 米・いちご・ぶどうの輸出量が増加

ぶどう畑の様子

9日、農水省は平成29年農林水産物・食品の輸出実績を発表した。平成29年度の農林水産物・食品の輸出額は8,073億円、前年比7.6%増加となり、5年連続の増加となっている。特に味噌、醤油などの加工品が増えており昨今の日本食ブームの影響を受けているとみられる。

概要
平成29年度の農林水産物・食品の輸出額:8,073億円
内訳
農産物:4,968億円(対前年比+8.1%)
林産物: 355億円(対前年比+32.3%)
水産物:2,750億円(対前年比+4.2%)

主な輸出先国・地域
1 香港:1,877億円(対前年比+ 1.3%)
2 米国:1,115億円(対前年比+ 6.8%)
3 中国:1,008億円(対前年比+12.2%)
4 台湾: 838億円(対前年比ー10.0%)
5 韓国: 597億円(対前年比+16.7%)

農林水産物の輸出額の推移

農産物について
 農作物では主に加工品、畜産品が伸びている。金額ベースで見ると加工品では味噌、醤油がそれぞれ前年比+11.1%、+6.8%となっている。またアルコール飲料も伸びており、特に日本酒が前年比+11.2%と昨今の世界的な日本食ブームの影響を受けての結果と見られる。また米も昨年比+21.2%という結果になった。特に米については中国大手ECサイト「アリババ」でも日本産米の販売が開始されるなど、今後もアジア圏を中心に販売量の増加が見込まれる。
 野菜・果物で見てみると全体としても+7.6%と増えており、特にぶどうが+50.4%、いちごが+35.3%と大きく伸びた。近年台湾など東南アジア諸国やドバイなどの裕福層に日本の果実が好まれており、いちご狩りツアー、ぶどう狩りツアーに参加する外国人も増加傾向にある。更に2017年9月には日本産柿の米国への輸出が解禁されたこともあり、今後米国への輸出量増加も期待されている。東南アジアに向けた日本産果実の輸出量は今後も増える見込み。

▶関連記事
2017.12.15
農人No.05 日本の農業を強く、農家を豊かに日本農業インコーポレイテッド代表取締役 内藤祥平

2017.09.13
日本産柿、アメリカへの輸出が遂に解禁