農業ロボット開発のレグミン 約1.3億円の追加調達を実施し、累計調達額は約2.3億円へ

 自律走行型ロボットを活用して農業の効率化を目指す株式会社レグミン(東京本社:東京都中央区、 以下:レグミン)は、 インキュベイトファンド4号投資事業有限責任組合(本社:東京都港区、 以下:インキュベイトファンド)、 静岡キャピタル7号投資事業有限責任組合(本社:静岡県静岡市、 以下:静岡キャピタル)、 SMBCベンチャーキャピタル5号投資事業有限責任組合(本社:東京都中央区、 以下:SMBCベンチャーキャピタル)、 Takram Oneness株式会社(本社:東京都渋谷区、 以下:Takram)を引受先として、 約1.3億円の第三者割当増資を実施したと発表した。

当社はこれまでにインキュベイトファンドを引受先として、 1.0億円の第三者割当増資を実施している。今回の資金調達により累計調達額は約2.3億円となった。調達した資金を使い、 パイロットファームでの農業ロボットの試験運用を加速させ、 自社農場での本格運用を目指す。また、 2019年9月より自社農場で生産した小松菜の出荷を開始いたしました。 現在、 自社農場のさらなる拡大を進めていく。

【引受先からのコメント】
インキュベイトファンド 赤浦 徹 氏
 前回出資させて頂いて以降、 自治体との連携も含めた農地の確保や販売先の開拓といった事業開発、 ロボットの研究開発の両輪で着実に成果を積み重ねており、 今回もリードとして出資をさせていただきました。 農業ロボットのプロトタイプが実際に畑を走る姿を見て、 レグミン社の目指す人とロボットが協業して行う農業の実現をますます楽しみにしております!今回共に出資させて頂いた他の株主の方々のお力もお借りしながら、 今後も共にさらなる事業成長を目指して参ります。

静岡キャピタル 坂部 秀行 氏
 レグミンのビジネスは、 日本の農業が抱える各種の課題に対し、 農業ロボットというテクノロジーにより解決を目指すものであり、 大変社会的意義の高い取組であると考えております。静岡の地から日本の新しい農業の形を築いていただけることを期待しております。

SMBCベンチャーキャピタル 中野 哲治 氏
レグミン社はロボティクス×伝統農法の掛け合わせにより、 高品質の小松菜を量産することを企図したアグリテックベンチャーです。出荷前の小松菜を食べさせて頂きましたが、 クセが無く、 口中に旨味が広がる素晴らしい出来栄えでした。皆さまも是非、 ご賞味下さい!

Takram 谷口 靖太郎 氏
日本における農業人口の減少というのは喫緊の社会課題です。 ロボットを活用することで、 少ない人数でも大規模な農場経営が可能になるというレグミンのアイデアはこの課題に対しての真っ直ぐなソリューションであり、 創業者のお二人の人柄が反映されていると感じます。 Takramはレグミンのヴィジョンに共感して出資を決定し、 また事業におけるクリエイティブ面でのサポートによってグロースに貢献できればと考えています。

【レグミンについて:”稼げない重労働”から”収益の上がるビジネス”へ】
現代の農業は収益性の低さ、 新規参入の難しさ、 高負荷な労働環境により後継者不足という深刻な問題を抱えている。 私たちレグミンはこれらの課題を解決するために生産をより効率的に行うロボットを開発し農家の方々の負担を軽減する。 人とロボットの協業を目指し新しい農業の形を実現させることを目標にしている。

■会社概要
会社名:株式会社レグミン(Legmin inc.)
東京本社:東京都中央区新川1-6-11 ニューリバータワーB103
静岡本社:静岡県駿東郡清水町徳倉1196-1
代表者:代表取締役 成勢卓裕、 野毛慶弘
E-mail:info@legmin.com
設立:2018年5月
事業内容:葉菜類の野菜生産・販売、 農業ロボットの開発
HP: https://legmin.co.jp/
Youtube: https://youtu.be/xOTXR8x8Ss0

▶関連記事
2019.04.10
農業ベンチャー レグミン、「NVIDIA Inception Program」のパートナー企業に認定

2019.01.22
インキュベイトファンド、アグリテックベンチャー「レグミン」に1.0億円をシードラウンドで出資