空港で野菜を集めて全国のスーパーへ JALx農業総合研究所 空港集荷場開設に伴う業務委託契約締結を発表

 株式会社農業総合研究所(和歌山県和歌山市、 代表取締役社長 及川 智正、 以下「当社」)と日本航空株式会社(東京都品川区、 代表取締役社長 赤坂祐二、 以下「日本航空」)は、 空港集荷場開設(集荷場事業)に関する業務委託契約を締結したと発表した。

1.事業概要
 野菜、 果物、 その他の農産物及びこれらの加工品等(以下「農産物等」)の集荷を行う施設(以下「集荷場」)を空港施設内に設置し、 集荷場の運営業務を日本航空に委託する。 集荷した農産物等を、 同社の航空輸送網を活用し、 全国各地のスーパーマーケット等販売拠点へ配送を行うことで、 産地直送農産物の流通経路・販売チャネルの拡大を図る。

空港集荷場イメージ
①空港内貨物エリアにて集荷業務を行います。 生産者の野菜が運び込まれる。

②野菜をコンテナに積み込む。

③野菜を詰め込んだコンテナは飛行機で全国のスーパーマーケットへ

2.業務委託の目的
・流通量の拡大
 集荷場事業において農産物等の出を促進し、 出荷者の販売機会の創出を図るとともに、 新規出荷者の獲得、 出荷量の拡大を目指す。 また、 出荷量の拡大に伴い、 日本航空の国内外の輸送網を活用し、 販売チャネル拡大を図る。
・物流の効率化
 両社の持つ物流インフラとネットワークを活かした、 スピーディーな輸送及び、 農産物の特性やニーズに合わせた物流を目指す。 また、 航空輸送により、 良質な農産物を鮮度を保った状態で都市部へ出荷することが可能となる。

3.集荷拠点
『新千歳空港』 所在地:北海道千歳市平和
『旭川空港』 所在地:北海道上川郡東神楽町

なお、 集荷場の開設時期につきましては、 2019年5月頃を見込んでいる。今後、 両社は、 札幌千歳空港ならびに旭川空港での実績を見ながら業務拡大及び、 連携強化を図っていく。