農水省は27日平成29年における外国資本による森林買収の事例について、都道府県を通じて調査を行い、結果を公表した。結果によれば県別面積では福島県が90haと最も多く、次いで北海道が51haとなった。また件数別で見ると北海道が39件と最も多い結果となった。
現在、日本の森林のうち1,589件は外国資本が買収しており、平成29年度においても44件、148haの増加となった。買収をした国では中国、シンガポールなどのアジア諸国と、アメリカなどが中心となっている。
買収目的としては純粋に資産保有としての買収から、太陽光発電用地を目的とした買収が挙げられる。
平成29年度都道府県別買収件数と面積
北海道 39件 53ha
福島県 1件 90ha
山梨県 2件 2ha
和歌山 1件 2ha
沖縄県 1件 3ha
合計 44件 148ha