平成30年産水稲の10a当たり平年収量は前年度と同じ8.8俵

棚田の様子

 20日農水省は平成30年度水稲の10a当たり平年収量は昨年度と同じ532kg(約8.8俵)と発表した。なお、平成30年産水稲の作柄表示地帯別10a当たり平年収量については、6月末頃に決定する。

 水稲の平年収量とはその年の気象の推移、被害の発生状況等を平年並みとみなし、最近の栽培技術の進歩の度合い、作付変動等を考慮し、実収量のすう勢を基にして作成されたその年に予想される10a当たり収量をいい、作柄の良否を表す作況指数の基準となってる。
 全国統一の基準として、「1.70ミリのふるい目幅」で選別された玄米を基に算出したものを、水稲の10a当たり平年収量としている。平成27年度からはそれに加え、生産現場における米の生産・流通実態を踏まえた「各農業地域において多くの農家等が使用しているふるい目幅で選別された玄米を基に算出した10a当たり平年収量も公表している。目の粗さは下記の通り
北海道、東北及び北陸:1.85ミリ
関東・東山、東海、近畿、中国及び九州:1.80ミリ
四国及び沖縄:1.75ミリ

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