アグリホールディングス、小橋工業と資本提携

芽生え

アグリホールディングス株式会社は、小橋工業株式会社と株式会社リバネスと連携し、農業人材の育成、地方への人材供給、農業の新規技術のソーシング・開発・導入、 土地の集約などを通じて、農業生産力を向上するための新規事業「FARM BANK」を開始すると発表した。それに伴い、小橋工業を対象として第三者割当増資を実行し、 「FARM BANK」の事業主体となるアグリホールディングスの子会社・農業生産法人日本アグリファーム株式会社を「ファームバンク株式会社」へ改称した。

 アグリホールディングスは、「日本の食と農を世界へ」をビジョンとして、日本の農業から海外の食市場までのグローバル・バリューチェーンを構築している。これまで北都銀行と「秋田県農業生産法人等への人材供給及び秋田県産食材の海外展開・海外PRに関する協定」を締結するなど、米の生産・輸出に取り組んできた。これらの活動を通して、日本の第一次産業の成長・輸出産業化に向けた大きな課題は、地方の生産能力の減退であり、担い手不足や遊休農地の拡大等を解決する必要があると考えにいたった。

そこで、今回、手作業の負担を軽減するための農業機械を開発する小橋工業と、研究者の知識・技術を活用して農業技術の開発や生産現場への導入を手がけるリバネス(2016年9月付けで当社と資本提携)と連携することで、生産過程で必要となる人材や技術等の生産資本を第一次産業に供給し、日本の遊休農地の活用と農業の生産力・収益力の向上を目指す。

今後、アグリホールディングスは、日本の農業生産を新しい形で再興するための生産資本の出し手として、FARM BANK事業を拡大してまいります。
仕組み

小橋工業株式会社について
1910年創業、 代表取締役社長 小橋正次郎。 耕うん爪、 トラクタ用ロータリー、 トラクタ用代かき機、 野菜収穫機など、 農業用機械・部品の製造、 販売を行う。
http://www.kobashikogyo.com/

■株式会社リバネスについて
2002年6月設立。 代表取締役CEO 丸 幸弘。 スタッフ数約70名。 2002年に15名の理工系大学生・大学院生が設立したベンチャー企業。 「科学技術の発展と地球貢献を実現する」を理念に掲げ、 サイエンスとテクノロジーをわかりやすく伝えるスキルを身につけたコミュニケーターたちが、 知識と知識を組み合わせて新しいものを生み出す知識製造業を営んでいる。
https://lne.st/

■アグリホールディングス株式会社について
日本の地方と海外の食を結ぶグローバル・バリューチェーンを構築し、 現在日本、 シンガポール、 アメリカ合衆国の3ヶ国に展開。 農業の生産、 流通・輸出、 海外での物流や店舗展開と、 川上から川下まで機能を持ち、 日本の地方産品の輸出プラットフォームとして事業を展開している。

商号  : アグリホールディングス株式会社
代表者 : 代表取締役社長 前田 一成
所在地 : 東京都港区南青山5-4-35
設立  : 2014年7月
事業内容: 農業生産および農業と食のグローバル展開およびそれらの支援
資本金 : 1億5000万円
URL   : http://agri-hd.com/

商号  : ファームバンク株式会社
代表者 : 代表取締役 大慈弥 晶土
所在地 : 東京都港区南青山5-4-35
設立  : 2012年1月
事業内容: 農業生産事業、 農業人材育成事業、 農業技術開発事業
資本金 : 4500万円(アグリホールディングス株式会社 100%)
URL  : http://farmbank.co.jp/