株式会社良品計画(東京都豊島区/代表取締役社長 松﨑曉・以下、良品計画)は、10月28日(土)に千葉県大多喜町にある旧老川小学校にて、遊休山林・竹林の活用による地方創生について考えるシンポジウム「自伐型林業×タケノコ栽培による地域活性化~大多喜発の地方創生モデル~」を開催する。
養老渓谷で知られる山間部の高台にある旧老川小学校は木造の建築優良施設で、2013年の閉校後も地域活動に活用されてきた。良品計画では地域に立つことを目的に「鴨川里山トラスト(里山保全活動)」や「シラハマ校舎での小屋のあるくらしを提案するプロジェクト」などを行ってきたが、2017年5月より、地域振興を目的に旧老川小学校を拠点とした活動を開始した。地域の課題を共有しながら解決に向けた取組みを行い、地域を超えて人と人がつながっていく場を目指す。
この活動の一環として今回のシンポジウムを開催する。NPO法人持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会代表理事・中嶋健造氏は基調講演を行う。またパネルディスカッション等を通じて、重要な地域資源でありながら利用されず荒廃する山林・竹林を、森林の経営・管理・施業を自ら行う「自伐型林業」で活用することや、関東随一といわれる大多喜のタケノコ栽培を生業・副業とするといった、「誰もが参加できる地方創生モデル」を考える場とすることを目指す。
■講師プロフィール
中嶋健造
NPO法人持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会
代表理事
昭和37年高知生まれ、高知県いの町在住。平成15年、NPO法人「土佐の森・救援隊」設立に参画し、現在理事長。山の現場で自伐林業に驚き興味を持ち、地域に根ざした脱温暖化・環境共生型林業が自伐林業であることを確信し、「自伐林業+シンプルなバイオマス利用+地域通貨」を組み合わせた「土佐の森方式」を確立させた。平成26年に全国の自伐型林業展開を支援するNPO法人「持続可能な環境共生林業を実現する 自伐型林業推進協会」を立ち上げ現職に至る。自伐型林業で衰退産業化した現行林業を根本から立て直し、森林率7割の日本林業・木材産業で100万人就業を実現させ、「世界をリードする森林大国日本」を目指して活動にまい進している。
NPO法人持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会
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