農業用ドローン専用の「インテリジェントバッテリー」を共同開発

農業用ドローンのバッテリー

 株式会社ナイルワークス(代表取締役社長:柳下 洋/以下、 ナイルワークス)と、マクセル株式会社(取締役社長:勝田 善春/以下、 マクセル)は、農業用ドローン専用の「インテリジェントバッテリー」(リチウムイオン電池パックおよび専用充電器)の共同開発を行い、 2018年5月から、共同で製造・販売を開始すると発表した。
 農業用ドローンのバッテリーは、 スマートフォンのバッテリー(1800mAh)と比較して約60倍の電気容量があるため、充電中や保管中の熱暴走による火災事故や、繰り返し使用時の劣化による墜落事故を防ぐことが重要で、高いバッテリー制御技術と品質管理技術が必要になる。

 今回の共同開発では、電池を構成する正極・負極・セパレータ・電解質を厳選するだけでなく、使用回数による容量低下を正確に予測する機能や、 充電中の保管中の温度・電圧・電流を安全にコントロールする機能などの最先端のインテリジェント機能を搭載し、農業現場でも安心して利用できるバッテリーを実現した。

 ナイルワークスとマクセルは、農業用ドローンのさらなる安全性を追求し、今後も安心で安全性の高い電池の開発に取り組んでいくという。

 本製品は、 2017年10月11日(水)~13日(金)、千葉・幕張メッセで開催される「第4回 国際次世代農業EXPO」のナイルワークスブース(展示ホール6、 小間番号40-41)にて展示する。

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