山梨県に国内最大規模の完全人工光型植物工場「スーパースプラウトファクトリー」が完成

 株式会社村上農園(本社:広島市、 代表取締役社長:村上清貴)は、 健康志向の高まりを背景に出荷が急伸している高成分野菜「ブロッコリー スーパースプラウト」の生産能力を拡大するため、 弊社10カ所目(沖縄を含む)となる生産拠点「スーパースプラウトファクトリー」を山梨県北杜市に新設。 2021年2月16日(火)に竣工式を執り行ったと発表した。
当施設は、 完全人工光型植物工場としては国内最大規模(売上換算)。 コントロールルームで栽培装置および環境の集中管理やモニタリングが可能な中央制御システムを導入した世界最先端の植物工場。 フル稼働すればブロッコリースーパースプラウトの生産能力は現在の3倍に拡大する。

 村上農園の主力商品のひとつであるブロッコリー スーパースプラウトは、 米国ジョンズ・ホプキンス大学医学部で開発された、 有用成分「スルフォラファン」の含有量を成熟ブロッコリーの20倍以上に高めた高成分野菜。 近年消費者の健康志向が高まる中、 スルフォラファンに関するさまざまな研究成果が注目され、 出荷量はここ10年で7倍以上に急伸してきた(2010年と2020年を比較)。 高まる需要に生産量が追いつかない事態も生じており、 生産拠点の拡大が急務となっており、 山梨県北杜市に同商品では2カ所目となる新たな生産拠点を建設。 同商品の生産能力を大幅に拡大し、 お客さまの需要に十分にお応えできる態勢を確立した。 また、 同施設の従業員は地元から積極的に採用し、 地元雇用の創出にも貢献していく。

スーパースプラウトファクトリーの概要
【名称】 スーパースプラウトファクトリー
【所在地】 山梨県北杜市明野町小笠原3394-415
【敷地等】 敷地面積 約9,470平方メートル 、 建築面積 約4,600平方メートル 、 延床面積 約9,480平方メートル (地下2階、 地上1階)
【生産品目】 ブロッコリー スーパースプラウト
【生産能力】 (1期工事完了後) 栽培装置264台/年産3,500万パック、 (2期工事完了後) 栽培装置528台/年産7,000万パック
【投資規模】 35億円

村上農園 会社概要
【設立】 1978年1月
【代表者】 代表取締役社長 村上清貴
【売上】 106億1,500万円(2020年12月期)
【事業内容】 スプラウト、 豆苗(とうみょう)、 かいわれ大根など発芽野菜と高成分野菜の生産・販売
【事業所】 本社・研究開発部(広島)、 生産センター(千葉、 神奈川、 静岡、 山梨、 三重、 広島、 福岡)、 営業所(東京、 名古屋、 大阪、 広島)
【関連会社】 株式会社沖縄村上農園(沖縄県大宜味村)
【ウェブサイト】  https://www.murakamifarm.com