宮崎県の地域商社が農林水産省「INACOME」参画。スマート農業で農村地域に新たなビジネス創出へ

 一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(宮崎県児湯郡新富町、 代表理事:齋藤潤一、 以下こゆ財団という)は、 農林水産省のWeb起業支援プラットフォーム「INACOME」に参画。 プラットフォームを利用する起業人材について、 スマート農業分野におけるビジネスマッチングや起業支援を2019年10月1日からスタートする。

 こゆ財団ではスマート農業ベンチャーの集積地「新富アグリバレー」(2019年10月末開設予定)に人材と技術・ノウハウを集積する計画で、 「INACOME」利用者にとっても事業化を進める理想的な環境になる。こゆ財団では「INACOME」参画を通じて、 Society5.0の実現に向けたスマート農業の担い手育成を加速。 持続可能な地域経済を確立する。

■特徴:起業人材の連携やビジネスプランの磨き上げを強力に支援
「INACOME(イナカム)」は、 農山漁村地域の起業者同士の連携を促進するために開設されたWeb起業支援プラットフォーム。

*農林水産省の起業促進プラットフォーム
「INACOME」(イナカム)
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo01/190926.html

 プラットフォーム内では、 起業者同士の情報交換をはじめ、 ビジネスプランに関する専門家への個別相談、 起業に役立つ情報などが入手できる。こゆ財団は「INACOME」を利用する起業人材を受け入れ、 宮崎県新富町に集うスマート農業関連のベンチャーおよび人材との情報交換やマッチングを実施。 ビジネスプランの磨き上げ、 地域事業者や地元ビジネスキーパーソンとの円滑な連携を強力に推進する。また、 現在も進行中のスマート農業関連イベントを通じて、 起業人材のPRや客観的な事業評価を得る機会も用意する。

*こゆ財団が受け入れる人材のイメージ
◎農業に関連するビジネスで起業を希望する人材(既に起業している者を含む)
◎農業に関する起業支援団体、 起業経験者、 資金提供者、 地方自治体
◎農業に関する起業者とのパートナーシップを通じた経営発展や、 承継を通じた解題解決を目指す地域事業者など

■背景:起業相談や資金調達といった起業人材が抱える課題を解決
 農林水産省では「INACOME」の開設にあたり、 平成30年度に、 10名の起業者の方へのアクセラレーションプログラムの提供等を通じて、 農山漁村地域において起業を行うに当たっての具体的な課題の抽出や、 解決の方向性を明らかにしました。それによると、 農山漁村地域には未活用の資源が豊富に存在している一方、 プログラムに参加した起業家からは「地元では資金調達や起業の相談相手がいない」「閉鎖的な地域性で新しいことをやりにくい」といった課題が明らかになった。

 新富町では、 2019年10月にスマート農業の推進拠点「新富アグリバレー」が開設予定。 こゆ財団は、 スマート農業ベンチャーや地元農家、 学生らと連携し、 AIやロボットを活用した農業の課題解決につながる商品・サービスを創出する。

 こゆ財団はこの機会を通じ、 「INACOME」の利用者にスマート農業ベンチャーや地元農家らとの情報共有、 マッチングの機会を提供。 資金調達や起業に関する相談、 地域でのスモールスタートをサポートする。

◎新富アグリバレー  https://agri-valley.jp/

法人名:一般財団法人こゆ地域づくり推進機構
所在地:宮崎県児湯郡新富町富田東2-1-1 チャレンジフィールド
代 表:代表理事 齋藤 潤一
▶︎こゆ財団HP https://koyu.miyazaki.jp