地方創生に貢献する新しい地域交流プロジェクト 「RE FARM」 販売開始

畑の様子

 株式会社JTBコーポレートセールス(東京都千代田区、代表取締役社長:皆見薫、以下JTBコーポレートセールス)は、農業ITベンチャーである株式会社ファームフェス(鹿児島鹿児島市、代表取締役:小平勘太、以下FARMFES)と協業し、地方の耕作放棄地や遊休農地を都市の企業向けにレンタルし地方創生に貢献するプロジェクト「RE FARM」を2017年12月15日(金)より販売開始する。

 現在、地方では高齢化や過疎化に伴う営農人口の減少により、今後農地として利用される予定のない耕作放棄地が年々増加し、農村環境への影響が社会課題にもなっている。一方、都市の企業においては、職場環境の多様化や働き方改革の浸透により、社内行事や職場旅行の見直し、福利厚生メニューの充実などの動きが活発になっている。

 JTBコーポレートセールスでは、こうした地方と都市の課題をマッチングし、新たな交流を創造するため、FARMFESが契約する農場を使った企業向けの「RE FARM」プロジェクトを開発、販売する。「RE FARM」は比較的大規模な農園を、企業向けに特化して企画したプログラムが特徴で、企業は農場の命名権、現地での大人数での収穫体験や農家との交流、収穫物の受け取りなどのサービスを受けることができる。また、農場は現地の農家により通年管理されるため、通常時の負担はなく、専用Webページで農家とのコミュニケーションも可能。

 本プログラム「RE FARM」を通じて、企業に対しては職場旅行や社員の家族旅行、収穫物の社員への贈呈といった福利厚生メニューとして活用いただくだけでなく、 企業の地域貢献といった社会貢献活動としての価値も提供する。また、地方に対しては耕作放棄地の増加を防ぐと同時に、都市からの人流の創出、交流を創造することにより、地域活性化の場を提供する。

 プログラムの第1弾は、都心部から車で約2時間の山梨県の八ヶ岳地域の農場からスタート。今後は全国10拠点を開発し、その地域ならではの体験コンテンツなどを企画する。また、企業にゆかりのある地域でオリジナルの農場を開発するなど、オーダーメイドで様々な要望に応える仕組み。

【「RE FARM」でできること】
■マイ農場をご契約
企業が契約した農場は「マイ農場」となり、契約期間中、オリジナルの農場名がつけられる。作付けしたい作物は、農場ごとの「作付けカレンダー」から選択可能。
農場は約150m2~1,000m2ほどで、予算や希望に応じて提案が受けられる。

■農場は農家さんが管理
農場は地元の農家さんが管理を代行してくれる。安全で美味しい農産物を育ててもらうだけではなく、社員が農場を訪問することで、農家さんたちとの交流が生まれ,
耕作放棄地の解消に加え、農家さんのやりがいにも繋がる地域貢献の形となる。

■WEBページでの交流
農場を契約すると、契約企業専用のWEBページができる。専用WEBページでは、マイ農場の農作物が育っていく様子などを農家さんが定期的に掲載、更新していく。さらに、農家さんに農産物の収穫時期や美味しい食べ方、地域の天候やイベントなどを質問したり、動画を見ることで、WEB上でコミュニケーションをとることができる。

■農業体験をする
マイ農場では、専用WEBページから予約後に品目や時期に応じて作付けや収穫体験が可能。
澄んだ空気と土の感触、農産物の匂いに直にふれることで、心と身体をリフレッシュ。職場のコミュニケーション向上にも一助となる。

■農産物を味わう
マイ農場で収穫しきれなかった農産物は農家さんが収穫し会社に発送。新鮮で美味しい農産物を農家さんおすすめの食べ方などで食べられる。
農業体験の様子