ワタミ株式会社(東京都大田区・代表取締役社長清水邦晃)のグループ会社、農地所有適格法人 有限会社ワタミファーム(千葉県山武市・代表取締役社長 磯野健雄、以下ワタミファーム)は、大分県臼杵市にて運営しているワタミファーム臼杵農場(農場長 西岡亨祐、以下臼杵農場)で、一般社団法人日本能率協会審査登録センターよりJGAP認証農場として、11月13日に認証を取得したと発表した。今後、ワタミファームでは国内にある全農場・牧場でJGAP認証取得を目指す。
◆有機農業での経験を活かしてJGAP認証取得
JGAP(Japan Good Agricultural Practice)は、農林水産省が推進している農業生産工程管理手法です。臼杵農場では、しょうが、ベビーリーフといった青果物の生産工程カテゴリーでJGAP認証を取得。これから臼杵農場ではJGAP認証の取得農場としてより一層、食品の安全・安心、環境保全、品質向上、農業経営の改善などに取り組んでいく。
ワタミグループでは、「お客様に、安全・安心に配慮した食材を使った料理を提供したい」との思いを実現するべく、2002年より農業に取り組んでいます。JGAP認証取得によって、より信頼性の高い生産管理体制を構築して安全な農作物の生産に取り組んでいく。
■JGAP認証
JGAPは農林水産省が推進している農業生産工程管理手法で、ヨーロッパを中心に広まっているGLOBALGAPを日本の指針に合わせて整備したもの。JGAP認証農場では、食品の安全性、労働安全、環境保全などの条件を満たしている必要がある。JGAP認証取得には、第三者機関が実施する適合基準の審査を経なければならない。オリンピック・パラリンピックの選手村で食材を提供するためには、GLOBALGAP、JGAP,都道府県GAPなどの認証が求められる。
■農地所有適格法人 有限会社ワタミファーム
2002年、「日本に有機農業を広げていくこと」を目的にワタミグループ念願の農業進出の第一歩として有限会社ワタミファームを設立し、千葉県山武市に第一農場・山武農場を開設。創業当時から、堆肥の投入、緑肥の栽培、輪作体系の維持を続け、土づくりを進めてきた。
現在は、北海道から九州まで全国各地において12カ所で農場・牧場を展開(約630ヘクタール/有機認証圃場181ヘクタール)、野菜・鶏卵・乳牛などを育てている。有機認証圃場としては日本有数の規模。。
有機農業を全国各地で発展させ、環境負荷の低減、地域の活性化につながる持続可能な社会づくりを目指す。国内外食店舗では、ワタミファームや契約生産者様が栽培した有機農産物および特別栽培農産物等を積極的に使用している。
《 ワタミファームの農場・牧場 》