2017/9/1 愛知県内の伝統野菜を使ったご当地スープ『- つなぐ -』が新発売する。当スープを企画監修しているのは、名古屋大学農学部の現役女子大生起業家、柘植千佳。あいち伝統野菜への危機感を覚え、初のオリジナル商品を開発した。
伝統野菜とは、古くから地域の風土や生活に密着に結びつき、生産されてきた在来種の野菜。生産農家の現象で絶滅寸前の種もあり、継承が課題となっている。現役女子大生ノケジョ(農業系女子)の柘植は、伝統野菜を次の世代に知っていもらうため、スープ『- つなぐ -』を開発。10 時間以上煮込んだ秘伝の出し汁をベースに使用し、伝統食材を盛り込む当スープは、9月1日より冷凍スープとしてサイト「食の物語まるごと味わう ‒Kodawarin-」(https://kodawarin.shop/soup-tsunagu)で新発売。
○ 休学中に覚えた伝統野菜に対する絶滅への危機感
伝統野菜とは、限定した地域で古くから栽培される在来種の野菜。愛知県では35品目が指定される。香り、えぐみ、甘みといった風味や食感、形などに「独特な特徴」を持つものが多く、地域の食文化や歴史と結びつく希少性が近年注目を集めている。しかし、流通のしにくさ、栽培のしにくさなどから生産量が激減。県内のごく少数農家のみに限られた生産となっている。
柘植は、休学中に「種から国産」を唱える「あいち在来種保存会」の代表世話人である高木幹夫氏の講演を聞き、伝統野菜に対する絶滅への危機感と文化継承への使命を感じる。当時の講演者であった高木氏ご協力のもと、今回の伝統野菜スープを開発。
○ 伝統野菜スープ『 – つなぐ -』 に込められた意味
当スープの名称には、2つの『 – つなぐ -』の意味が込められる
① 伝統野菜(昔)を次世代(未来)につなぐ
② スープに使われている食材の生産者と消費者をつなぐ