第78回シマ(SIMA)国際アグリビジネスショーが、2019年2月24日(日)~28日(木)にパリ・ノール見本市会場にて開催される。2018年5月の段階で既に、この分野の世界的リーダー企業により出展スペースは大部分が埋まっており、この見本市が活気あふれダイナミズムを感じる見本市であることがわかる。
次回のシマ展は、農業分野における現在の問題点をしっかりと把握し、業界全体を牽引し、重要なテーマについては、360°オールラウンドな予測や見通しを皆様に提供する。有機農法からアグテック(農業ICT)まで、また農業経済学から畜産業にいたるまで、広範囲にわたるテーマを通して農業のあらゆる形態を展示する予定。
現状把握と将来への挑戦
シマ展は、経済・天候・環境・人口統計などの各業界関係者にとって、非常に役立つビジネスの出会いの場として位置づけられている。シマは今回展で、アグロサプライビレッジ(Agrosupplies Village)を創設し、これは種・肥料・作物の保護などのテーマで出展企業を集めたテーマビレッジとなる。また、2019年は畜牛の種類の多さと、畜牛遺伝学の中心として知られる共同開催見本市のシマジェナ(SIMAGENA)に呼応する形で、シマ展では初めて畜産デー(Livestock Day)を実施する予定。加えて、アフリカ地域で最も発展・流行しているテーマを取り扱う国際会議「シマ・アフリカンサミット(SIMA African Summit)」のように毎回開催される重要なイベントも引き続き開催する。その他にも、世界各国のディストリビューターが一堂に会し、フランス農業機械組合アクセマ(AXEMA)と提携して、有機農業、コネクテッド・ファーム、農業経営など幅広いテーマで円卓会議が行われるシマ・ディーラーズ・デイ(SIMA Dealers’ Day)などのイベントも開催予定。
農業界のイノベーション
シマ展の最大の見どころは、イノベーション。シマ2019では会場の中心で、スタートアップ企業を集めたスタートアップ・ビレッジ(Start-Up Village)が設置される予定で、今回で2回目となる。第1回目より規模が拡大され、より国際色豊かになっている。イノベーション・ビレッジ(Innovation Village)では、フォアサイト・フォーラム(Foresight Forum)とイノベーション・ギャラリー(Innovation Gallery)を合わせて展示。フォアサイト・フォーラムでは、農業関連団体や農業分野以外の関連団体による未来の農業に関する展示を、ビデオ・ウォールにより行う。一方イノベーション・ギャラリーでは、革新的で近未来の農業機械・サービスを一堂に会したコンペティション、シマ・イノベーションアワード(SIMA Innovation Awards)で選出された機器・サービスが展示される予定。
また、フランス国内外の革新的な農業家のプロフィールを集めて紹介することも予定。
情報交換と国際的なビジネスの出会いの場
前回展では、シマはすべての農業従事者にとって参考指標の見本市となり、135ヵ国からの多くの来場者を迎えました。2019年展を見据え、世界に47社ある国際的なネットワークを生かし、また90ヵ国以上で来場者誘致に取り組み、中でも特に、ラテンアメリカ(アルゼンチン、ブラジル、チリ、メキシコ、ペルー、ベネズエラ)や東ヨーロッパ(ウクライナ、ロシア)における広報活動を活発に行っていく。
#WEARESIMA ―シマの新しいインスタグラムのアカウントをご紹介
デジタル戦略強化の一環として、新しいインスタグラムのシマ公式アカウント「@sima_worldwide」を開設。シマは、世界中の農業関係者にとって必要不可欠な国際的なビジネスの出会いの場として、1つのプラットフォームを提供する。
数字で見るシマ展の実績 (シマ2017)
出展企業数:1,770社(世界42カ国から)
来場者数:232,000名(世界135カ国から)
フランス国外から300の視察団が来場
<コメクスポジウム(COMEXPOSIUM)グループについて>
コメクスポジウム(COMEXPOSIUM)グループは、世界最大手のイベント主催企業。これまで170を超えるB to CやB to Bの各種イベントに携わっており、手がける分野は食品、農業、ファッション、デジタル、セキュリティ、建築、ハイテク、光学、輸送など11分野にわたる。コメクスポジウム社は、世界26カ国のイベントで出展企業45,000社、300万人を超える来場者を迎えている。アルジェリア、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、韓国、モナコ、オランダ、ニュージーランド、フィリピン、カタール、ロシア、シンガポール、スペイン、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦、英国、米国など約30カ国に支社を設け、世界展開している。