ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』(https://www.furusato-tax.jp/)を企画・運営する、株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は、これまでふるさと納税を活用して被災した農家の支援を行った事例を公開した。
●今年の災害における農林水産関係の被害総額は、4,218億円
今年は、例年と比べ災害の多い年でした。農林水産省の調べによると、今年起こった豪雪、7月豪雨、台風21号や24号における農林水産関連の被害総額は、約4,218億円で、うち農作物等の被害総額は約779億円であることがわかっている。
●ふるさと納税による被災農家支援
ふるさと納税のお礼の品の中には、災害により被災してしまった農家の農作物を「訳あり」として提供し、被災農家の救済につながっているものがある。「訳あり」となった農作物は、通常の市場ではほとんど値がつかないか、売れないため、廃棄されることもある。
こういった「訳あり」の農作物をふるさと納税のお礼の品にすることによって、寄附者は農家が大切に育てた農作物を貰えると同時に、被災農家の支援ができ、被災農家は売れるはずがなかった農作物分の収入を得ることができる。
福井県坂井市「にっこり美梨ちゃん」と「美梨カレー」
2018年9月4日に発生した台風21号の被害によって、収穫前の梨が6,000個以上の被害を受けた。農家から要請を受け、坂井市は市場に出荷できなくなった梨を傷あり梨(にっこり美梨ちゃん)として、ふるさと納税のお礼の品として登録。約1,800個の訳あり梨を全国へ発送。痛みの激しくお礼の品としても送れなかった梨については、市内の事業者が連携し合い、新たに「若狭牛 梨カレー(美梨カレー)」として、お礼の品に登録。
山形県天童市「好ひょうEKB(えくぼ)リンゴ」
2014年8月果樹農家の収穫目前に、天童市を中心にピンポン玉ほどの雹が降り、被害総額は10億円超えの甚大な被害を受た。そこで、雹によって受けた傷をえくぼに例え「好ひょうEKB(えくぼ)リンゴ」としてお礼の品にしたところ、年間で6,800万円もの寄附が集まり、被害を受けた農家などの支援に活用。
秋田県湯沢市「てんさいさくらんぼ」
2017年5月直径2センチほどの雹が降り、地域の生産者が丹精込めて育てた収穫目前のさくらんぼが、大きな被害を受けた。少しでも農家を救済するため、市は「てんさいさくらんぼ」と名付け、ふるさと納税のお礼の品として登録。さくらんぼと一緒に被害の状況を書いた手紙を全国へ届けた。
埼玉県深谷市「ウェ~ブねぎ」
2017年10月に発生した台風21号の直撃によって、折れてしまったと思われたねぎ。しかし、強い生命力によって曲がったまま土の中で成長を続けていた。曲がってしまったねぎは通常の価格での販売は難しく、お礼の品として登録。生命力あふれるねぎとして「ウェ~ブねぎ」と名付けられ全国へ届けられた。
●ふるさとチョイスとは ~日本最大のふるさと納税総合サイト~
全国すべての自治体のふるさと納税の「使い道」や「お礼の品」など自治体情報などを紹介。約1億4,400万の月間PV数(2017年12月)、契約自治体1,400自治体超(2018年10月)、お礼の品登録数20万点超(2018年10月)を有する国内最大のふるさと納税総合サイト。